ロングシートの様式(その2)
・クロスシート車(ドア横)
115系の大半を占めているクロスシート車は、急行型などと違ってクロスシートの他にロングシートを付随させています。
その1つが、ドア横についているロングシートです。
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ドア横ロングシート[1](中間部・2人掛け) |
ドア横ロングシート[2](車端部・3人掛け) |
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ドア横ロングシート[3](車端部・優先席) |
上のように、この場合のロングシートには2人掛けと3人掛けの2種類があります。写真の背景からもお分かりになるかと思いますが、左の2人掛けは中間部、右の3人掛けは車端部のものです。
なお、車端部の4位側の座席は[3]のように「優先席」とされ、赤縞に灰色のモケットというデザインに変わっています。
ただし1000番代のうち、トイレつきの車輌で車端部がクロスシートとなっているものでは、車端部の座席に違いが生じます。
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ドア横ロングシート[4](1000番代車端部) |
ドア横ロングシート[5](1000番代車端部・優先席) |
ご覧のように、通常3人掛けである車端部のロングシートが2人掛けになっています。これは結局シートピッチ拡大の影響で1人分減ったもので、後ろを見ても戸袋窓の横にあった細長い窓がなくなっているなどその影響がうかがえます。
なお、ロングシート車のトイレのある車輌にクロスシートがついていることは前述しましたが、そこにもきちんとこのドア横のロングシートがついています。
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ドア横ロングシート[6](ロングシート車) |
この場合、2人掛けか3人掛けかは基本的にはその車輌の番代に従っており、色はクロスシートに合わせて茶色と赤色の斑点模様です。
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