狐娘僻案抄
目次でも説明した通り、この「狐娘僻案抄(きつねむすめへきあんしょう)」は苫澤正樹が特に好きな獣娘・「狐娘」についてのコーナーです。それもただの解説ではなく、さまざまな和漢の古典を交えながら、「狐娘」の起源やその享受を検証・解説して行こうという試みを行っております。古典籍を用いての考証もあるため、一部分かりづらい部分もあるかと思いますが、出来るだけ分かりやすく説明させていただきますので、よろしければ最後までおつき合いください。
なお、題名の「狐娘僻案抄」は、江戸時代初期の国学者・荷田春満(かだの・あずままろ)が書いた『萬葉集』の注釈書『萬葉集僻案抄』をもじったものです(笑)。「僻案」とは「自分の個人的な説」という意味なので、管理人が勝手に「狐娘」=「東洋最古」説を披露しているこのコーナーにちょうどいいかと思いまして……(爆)。
もっとも上代散文(『古事記』『日本書紀』『風土記』)やってた身としては春満や弟子の賀茂真淵(かもの・まぶち)よりも、さらに弟子の本居宣長(もとおり・のりなが)の方にお世話になってるんだよなぁ。師匠2人も注釈つけてるけど簡単すぎて取りつくしまもないというか。でも『古事記伝』みたいに細かすぎるのも……(以下あまりに専門的なぼやきのため削除)。
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