クロスシートの様式(その2)
・シートピッチ
あと、この他にも細かい点としてシートピッチの違いがあります。
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クロスシート[7](灰色の枠に青色タイプ・ピッチ拡大) |
クロスシート[8](灰色の枠に茶色のタイプ・ピッチ拡大) |
上のように見ただけでは分かりませんが、1000番代ではシートピッチが拡大されているんですね。細かい数値でいうと、0番代・300番代は中間1420mm・車端部1440mm、1000番代は中間1490mm・車端部(便所つきのクハのみ)1510mmで、明らかに違います。
さらに、このシートピッチ拡大車では幅が広がっただけでなく、高さも低くなっています。その違いは、座席の下のヒーターの部分に現れています。
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座席下[1](普通タイプ) |
座席下[2](シートピッチ拡大タイプ) |
どこが違うかお分かりになるでしょうか?前に見えている板についているスリットの数が、[1]は5つと4つなのに対し、[2]では4つと3つになっています。要するに、シートピッチ拡大車では微妙に座席の高さが低いのです。
どれくらい低いのかは具体的な数字は分かりませんが、座ると結構低いのが分かるので、恐らく10センチ程度低いと思われます。
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