ロングシートの様式(その4)
・クロスシート車(車端部)
この他、車端部の1000番代では車端部のみがロングシートになっています(便所つきのクハを除く)。
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車端部ロングシート[1](茶色タイプ) |
車端部ロングシート[2](青色タイプ) |
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車端部ロングシート[3](優先席) |
この場合、クロスシート部分に合わせて上のように茶色と青色の2種類があります。うち4位側はドア横の場合と同じように「優先席」で、[3]のように赤縞に灰色のモケットに替えられています。
こうなっているのが高崎線に多い1000番代だけなので、一見すると高崎線対応として改造されたもののようにも見えますが、これは改造ではなくオリジナルです。1000番代では前ページでもお話したように車端部に「雪切窓」がついているため、その機械のスペースを内部にとらなければなりません。そうすると車端部のスペースが狭くなって普通のタイプのように「クロスシート1つ+2人掛けロングシート1つ」という組み合わせが出来なくなり、やむなくロングシートに……というのが真相のようです。
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