ロングシートの様式(その5)
・共通(運転台後部)
また、ロングシート車・クロスシート車に共通して存在するロングシートとして、運転台後部のものが挙げられます。
![]() |
![]() |
|
運転台後部ロングシート[1] |
運転台後部ロングシート[2] |
このように、運転台とドアの間にロングシートがあり、2位側は2人掛け、1位側は3人掛けになっています。
2位側と1位側で定員が違うのは、ひとえにこれが乗務員室扉の前に小窓を持つタイプの運転台だからに他なりません。つまり、このようなタイプでは客室に2位側が張り出しているので、その影響で2位側の座席だけが2人掛けになっているわけです。
また、これに対応して乗務員室の前に小窓を持たないタイプの場合もあります。
![]() |
![]() |
|
運転台後部ロングシート[3] |
運転台後部ロングシート[4] |
この場合、客室へは張り出さないため、2位側と1位側は共に3人掛けです。
ただし、こちらでは連結時に運転台の1位側の扉を開く関係上、上の網棚の桟は運転台から離れています。
Copyright(C) Masaki Tomasawa.