その他内装の様式(その4)
・ドア周辺
以上に挙げた部分のようにバラエティがあるわけではありませんが、ドア周辺にもちょっとしたポイントがあります。
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ドア(開放状態) |
上は開放されたドアを中から見たものです。前のページでも書いた通り、115系のドアには大きな持ち手がついており、そのために全てドアが戸袋の中に入っていません。
なお、ドアの内側にも、外側と同じように冬季にドアが半自動になる旨を書いた板が取りつけてあります。
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ドア内側の注意書き[1](金属製) |
ドア内側の注意書き[2](プラスチック製) |
この内側の注意書きには写真で見るように金属製とプラスチック製があります。元は外側と同じく金属製だったようですが、どうやら長い年月の間に色あせが激しくなってきたためにプラスチック製に取り替えたもののようです。
またドアの上の部分にも特徴があります。
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ドア上の出っ張りと路線図 |
ご覧のように上部が大きく傾斜しており、そのさらに上は大きく出っ張っています。この構造は113系などでも共通ですが、一体何が入っているのやら……。
……と思っていたら、○勝さんから「ただの戸閉装置ですよ」と指摘が。さらによく考えてみると、115系のこの部分は113系と一緒ではありませんでした。確かに出っ張っていることはいるのですが、115系のものが斜め上方にまっすぐ伸びた形状をしているのに対して、113系のものは前に大きく箱状にせり出しています。よく観察していれば気づいたはずなのですが……。何だか間違いだらけですみません(汗)。
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